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何だかんだ言っても、試験は記憶の勝負。記憶のメカニズムに従った記憶法・記憶術について述べます。
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記憶にはいろいろなレベルがあります。例えば、何かの知識を覚える場合を考えると、次のような状態がありますよね。


① 全然記憶できていない
② 言われれば思いだせる
③ ヒントがあれば思いだせる
④ 普通に思い出せる
⑤ 思い出せるだけでなく、使える
⑥ 自由自在に使える
⑦ 無意識で使える


“知識”は何でもかまいませんが、数学の公式なら⑤以上じゃないと応用問題は解けません。難関大学の入試なら⑥じゃないとダメかもしれませんね。


また、私たちは日常会話(日本語)において多くの表現を⑦のレベルで使っています。英語や他の外国語を学ぶ場合も理想は⑦ですが、これは厳しいようです。一般的に⑥なら文句無いですし、⑤でもよいことが多いです。


このように、記憶には幅広いレベルがあり、自分に必要なレベルはどれなのかを理解した上で勉強することが大事です。

 

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睡眠は記憶にとって必要なもののようです。覚えた事をしっかり記憶として定着させるために、睡眠は大事な役目を果たしているというのです。


平たく言えば、夜、寝る直前に覚えた事は忘れ難い、ということ。


これを積極的に勉強に利用するなら、どうしても早く記憶したい事は寝る直前に勉強すると良い、ということになります。


翌朝起きて直ぐに復習すれば、さらに記憶によく残りますね。


大昔は、寝る暇があるなら勉強しろ、という風潮がありました。睡眠を削ってでも勉強しないと試験に合格できない、と。


しかし、今は少し違いますね。寝るべき時にはしっかり寝た方が記憶のメカニズムの上では良いのです。

 


勉強した事を記憶できていない場合、次の3通りの状況が考えられます。


① 本当に覚えられない。(インプットできない)
② 1度覚えられたが、忘れた。
③ 記憶はしているが、思い出せない。


①②と③では状況がかなり異なります。


①②は脳に記憶がないのに対して、③は記憶自体はあるのです。その記憶を引きずり出して来れないだけなんですね。ちょっとした事がヒントになって、パッと思い出すこともあります。


実は、③はけっこう多いのです。記憶できないというケースの大半は③である、という話もあるくらいです。


③を防止する対策はいくつか有りますが、理屈をしっかり理解したり、複数の関連事項と結びつけて覚えるのも効果的です。


 



勉強していると、なかなか記憶できない事ってありますね。英単語のなかでも、特定の単語だけやたらと覚えにくいとか、似たような用語が紛らわしくて覚えにくい、等等。


特別記憶しにくい事項を覚えるときには、その対象の特徴を見つけるようにするとよいです。


漢字の記憶法で定評のある津川式では、漢字のなかの一番覚えにくいと思われる部分にマルをつけます。そうすることで、その漢字を覚えにくくしている部分をしっかり意識し、その部分がどういう構造になっているのかを観察することになります。ここまで難しい部分をじっくり観察すると、ほとんど覚えることができてしまうのです。


漢字以外でも同様で、


「何かおもしろい部分はないか?」
「何か規則性・法則性はないか?」
「何かインパクトのあるイメージと結びつかないか?」


などと考えてみることが効果的です。1つでも見つかれば、それを足がかりにして楽に覚えることができます。



速読術は記憶にも効果が高いと言われています。これは、次のような理由によるものでしょう。


① 復習の時間間隔を短くできる
② 復習の回数を多く取れる
③ 頭の働きが活性化される


③については定量的によくわからない面もありますが、①と②については間違いなく効果が期待できます。


人間の記憶には“エビングハウスの忘却曲線”で示される強烈な特徴があります。つまり、覚えた直後から急速に忘れる、ということです。


これに対処するには幾つかの方法がありますが、短時間に何回も復習することが基本となるのです。速読はこの条件をクリアしやすくするわけですね。


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